消滅時効援用
神奈川県相模原市のD様の場合
Dさん(30代 男性 会社員)は、ある日Y社から突然「法的手続き予告通知」なる封書が送られてきたのに驚き、あわてて当事務所にご相談にお見えになりました。
Dさんのお話によると、確かにY社とは15年くらい前から取引がありましたが、失業のために途中で返済ができなくなり、7年くらい前からは返済をしておらず、Y社からの請求も途中で来なくなっていたので、借金の存在すら忘れていたとのことでした。
当事務所で受任後に取引履歴を取り寄せて確認したところ、確かに最後の返済期日から既に5年以上が経過しており、消滅時効の援用が可能だったため、内容証明書で時効援用通知を行いました。
後日、Y社の担当者から時効を認めるとの連絡があり、結局DさんはY社に対して一銭も支払う必要がなくなり、本件は解決しました。
借入先 | 請求金額 | 取引期間 | 時効援用後 |
Y社 | キャッシング 42万円 (遅延損害金を含む) | 15年前~7年前 | 支払義務なし |
任意整理
神奈川県大和市のA様の場合
Aさん(30代 男性 会社員)は、独身の頃にパチンコ等のギャンブルにのめり込み、消費者金融等から借入をしてまでするようになりました。
やがて、結婚を機にギャンブルとは縁を切りましたが、収入から家賃・生活費を除くと1人暮らしの頃のように思うように返済資金が捻出出来なくなったことに加え、その後に子供の出産費用や衣服代でクレジット会社の立替利用が増えてしまい、将来にも非常に不安を感じるようになったため、当事務所へご相談に来られました。
貸金業法施行後の借入のためすべて法定金利内の借入で、借金自体の減額はありませんでしたが、将来利息カットの長期分割返済で各業者と和解することができたので、月々の返済額がかなり楽になりました。ご本人は、借金完済までのゴールが確実に見えるようになったと安心しておられました。
借入先 | 借入金額 (返済月額) | 任意整理後の返済月額 |
C社 | 77万円 (20,000円) | 12,800円×60回 |
E社 | 50万円 (12,000円) | 8,300円×60回 |
T社 | 28万円 (11,000円) | 5,000円×56回 |
L社 | 20万円 (8,000円) | 5,000円×40回 |
合計 | 175万円 (51,000円) | 合計月額 31,100円 |
任意整理、過払い金請求
神奈川県座間市のB様の場合
Bさん(40代 男性 会社員)は、社会人になった頃から飲食代等の浪費が原因で、消費者金融等から借金をするようになりました。
やがて、月収だけでは返済が出来なくなり、返済のために借入をするいわゆる自転車操業が日常化し、その結果、月々の返済額は手取月収の半分近くにまで達してしまいました。
その後、総量規制の影響で新規の借入が出来なくなったことにより、自転車操業もできなくなり、当事務所へご相談に来られました。
当事務所で受任後に引き直し計算をした結果、1社を除いて全て過払いであることが判明し、債務が残った1社についても、回収した過払金で一括返済することが出来ました。
借入先 | 借入残高 | 引き直し計算の結果 | 回収額等 |
N社 | キャッシング 50万円 ショッピング 40万円 | キャッシング残債務 5万円 ショッピング残債務40万円 | 他社過払い金で完済 |
A社 | 50万円 | △80万円 | 80万円 |
C社 | 40万円 | △60万円 | 55万円 |
P社 | 50万円 | △75万円 | 100万円 (元金+利息) |
合計 | 230万円 |
自己破産
横浜市瀬谷区のC様の場合
Cさん(40代 男性 会社員)は、会社で営業職をしていましたが、給料が歩合制であったため、営業成績を上げようと取引先への接待を自費で行っていましたが、やがてそれでも足りなくなり、消費者金融等から借入をしてまで行うようになりました。
それでも独身時代には楽に返済が出来ていたのですが、結婚をしたことにより、収入から家賃・生活費を除くと1人暮らしの頃のように思うように返済資金が捻出出来なくなったので、さらに返済のための借入をするようになりました。
やがて借金は雪だるま式に増え、毎月の返済も遅れるようになったCさんは、借金返済のことで頭が一杯で仕事にも集中出来なくなり、やがて仕事上のミスが多くなり生活に支障をきたすようになったため、当事務所へご相談に来られました。
当事務所で受任後に引き直し計算をしましたが、元から法定金利内であった借入が多く、債務総額はほとんど変わりませんでした。また、勤め先の業績不振から給料も以前に比べて減ってきており、御本人とのお話し合いの結果、これ以上返済を続けることは不可能とのことで自己破産を選択しました。
自己破産の申立後は無事に免責決定も得られ、全ての借金から開放されたCさんは、今は、お仕事にも集中できるので、毎日が充実しているとのことです。
借入先 | 借入金額 (返済月額) | 自己破産手続き後の結果 |
A社 | 50万円 (30,000円) | 0円 |
C社 | 105万円 (20,000円) | 0円 |
E社 | 73万円 (25,000円) | 0円 |
G社 | 38万円 (15,000円) | 0円 |
T社 | 43万円 (18,000円) | 0円 |
S社 | 10万円 (3,000円) | 0円 |
L社 | 25万円 (10,000円) | 0円 |
合計 | 344万円 (121,000円) | 0円 自己破産手続きですべて免責 |
過払い金請求
神奈川県大和市のE様の場合
Eさん(50代 女性)は、ご主人がギャンブルで作った借金の返済のために、自らが消費者金融等から借金をするようになりました。
その後にご主人とは離婚し、幼いお子さん2人を抱えての生活が始まりましたが、パート収入と児童手当等の諸手当だけでは生活費が足りず、その不足分を補うために更に借金を増やしてしまいました。
その後も生活は苦しく、借りては返しの状態が10年以上続きましたが、ようやくお子さんたちが成人して独立したことにより、生活に余裕ができ、借金をすべて完済することができました。
ある日ラジオのCMで過払い金のことを知り、自分にも過払い金があるのではと思いましたが、都心ではなく地元の専門家の方が安心できると思い、市内の当事務所へご相談に来られました。
当事務所で受任し、相手業者から取引履歴を取り寄せて引き直し計算をした結果、全社で過払い金が発生しており、業者と返還交渉をした結果、無事以下のように回収できました。
借入先 | ピーク時借入残高 | 引き直し計算の結果 | 過払い金回収額 |
A社 | 30万円 | △45万円 | 45万円 |
L社 | 50万円 | △68万円 | 64万円 |
P社 | 80万円 | △84万円 | 110万円 (元金+利息) |
合計 | 219万円 |