最近、街中で「クレジット枠を現金化」なんて看板をよく目にしますよね。

クレジットカードのショッピング枠を不当に換金する現金化の横行に歯止めをかけようと、消費者庁は1日から、「ストップ!クレジットカード現金化」と題するキャンペーンを始めた。同庁のホームページに特設サイトを開くほか、現金化の問題点をまとめたチラシを56万枚作成。消費者に利用しないよう呼び掛ける。
(中略)
現金化は通信販売の形態を取っているが、事実上は高利の利息を先払いした借金。消費者庁は「結局債務が増え、支払い困難になる」としている。換金目的の利用はクレジット会社の規約違反で、「カードが利用停止になったり、クレジット会社に詐欺と判断されたりする場合もある」とクギを刺す。利用者の返済不能で、クレジット会社が損害を被る例も多いという。(2010/12/01-06:16)
引用元: 時事ドットコム:クレジット現金化はダメ!=消費者庁がキャンペーン-カード利用停止、詐欺の恐れも.

確かに貸金業法改正による総量規制の影響で借入ができなくった方が増えてきた影響ではあると思うのですが、実は貸金業を他の業態で偽装するこのような商売は昔からあって、「車でお金貸します!乗ったままでOK!」とかは、その代表例です。

クレジット会社から詐欺で訴えられる可能性も確かにありますが、このような換金行為は、自己破産の申立にあっては、免責不許可事由とされていますので、最悪免責されない可能性がないとはいえないですし、そうはならなくても管財事件となる可能性があり、裁判所への予納金やらで費用が結構高くつき、結局ご本人が一番困ることになりますので、絶対に利用しないでいただきたいです。

借りられなくなって困った時点で、債務整理(借金整理)を考えるべきだと思います。